Hospital Management Japan Summit 2019

山口 育子 Ikuko Yamaguchi

理事長 | 認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 







Speaker Presentation

総合診療フォーラム これからの医療人材教育と総合診療医への期待
現代の医療は高い専門性を持つ医師によって支えられている反面、より専門分化が進み、多角的な視点から患者を診る総合診療医の必要性が高まっている。患者に適切な選択と良質な医療の提供をするには、広い守備範囲をもって患者に対応することが求められており、特に、高齢患者は複数の疾患をもつことも多いことから、複数の医療機関にかかるのではなく、特定の専門知識だけにとらわれずに、速やかで正確な診断と治療を行うことができる総合診療医への期待が高まっている。また、各科の専門医が、プライマリケアの一部をできる範囲内で担い、患者を第一に考えた円滑な連携が鍵となる。本セッションでは、総合診療医の必要性を医療の現場に訴え、これからの医療に求められる医師像とそのために必要な質の高い医療従事者の養成法を討議する。

Speaker Bio
山口 育子 大阪市生まれ。自らの患者体験から、患者の自立と主体的医療への必要性を痛感していた1991年11月COMLと出会う。活動趣旨に共感し、1992年2月にCOMLのスタッフとなり、相談、編集、渉外などを担当。2002年4月に法人化したNPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの専務理事兼事務局長を経て、2011年8月理事長に就任。2018年6月20日に『賢い患者』(岩波新書)刊行。

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