Hospital Management Japan Summit 2019

草場 鉄周 Tesshu Kusaba

理事長  | 日本プライマリ・ケア連合学会 







Speaker Presentation

総合診療フォーラム これからの医療人材教育と総合診療医への期待
現代の医療は高い専門性を持つ医師によって支えられている反面、より専門分化が進み、多角的な視点から患者を診る総合診療医の必要性が高まっている。患者に適切な選択と良質な医療の提供をするには、広い守備範囲をもって患者に対応することが求められており、特に、高齢患者は複数の疾患をもつことも多いことから、複数の医療機関にかかるのではなく、特定の専門知識だけにとらわれずに、速やかで正確な診断と治療を行うことができる総合診療医への期待が高まっている。また、各科の専門医が、プライマリケアの一部をできる範囲内で担い、患者を第一に考えた円滑な連携が鍵となる。本セッションでは、総合診療医の必要性を医療の現場に訴え、これからの医療に求められる医師像とそのために必要な質の高い医療従事者の養成法を討議する。

Speaker Bio
草場 鉄周 1999年に京都大学医学部卒業し、同年5月より日鋼記念病院にて研修医として勤務。2001年より北海道家庭医療学センターへ移り、後期研修医、本輪西サテライトクリニックの院長を務めたのち、医療法人北海道家庭医療学センターの理事長兼本輪西ファミリークリニック 院長に就任。2019年4月より一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会、理事長を務める。
著 書:「家庭医療のエッセンス」(2012年,カイ書林) 共著書:「家庭医療マニュアル」(2005年,永井書店)  「流れがわかる研究トレーニング」(2010年,メディカルレビュー社) 翻 訳:「家庭医療学」(2013年,パーソン書房) 「内なる診療 Inner Consultation」(2014年,カイ書林) 「家庭医療の質 診療所で使うツールブック Quality in family practice Book of Tools Cheryl Levitt、Linda Hilts」 (2015年,カイ書林)

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