Hospital Management Japan Summit 2019

奥野 恭史 - Yasushi Okuno

ビッグデータ医科学分野 教授  | 京都大学大学院医学研究科







Speaker Presentation

ビッグデータで激変:Precision Medicineと医療現場の未来
急速なテクノロジーの発展により、医療現場で日々蓄積される大量の検査情報や医療画像データなどのビッグデータの利活用が期待されている。さらに、医療現場のさまざまな情報を学習させることによって医療従事者を支援するAIの開発、またゲノム情報に基づいた精密な医療の提供が可能になるとされている。特にがん治療分野では、大多数に有効な抗がん剤から、遺伝子レベルで患者個人に最適な治療を提供できるPrecision Medicineへの体制づくりが国レベルで進められている。本講演では、医療分野におけるビッグデータ解析やAI開発の最新情報を織り交ぜながら、疾病予防や治療におこるイノベーションとそれによって変わる医療現場の展望をお話いただく。

Speaker Bio
1993年に京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科進学し、2000年博士(薬学)学位取得。2003年に京都大学大学院薬学研究科 助手、准教授として勤務し、2008年に寄附講座 特定教授を務める。2013年、先端医療振興財団 先端医療センター研究所シミュレーション創薬グループ客員グループリーダーとして従事。理化学研究所計算科学研究センター客員主管研究員、理化学研究所 科技ハブ産連本部健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム融合研究推進グループディレクター、理化学研究所 科技ハブ産連本部医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクター、神戸医療産業都市推進機構クラスター推進センター連携・事業化推進グループ客員部長を併任。2016年より京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授。現在に至る。
【受賞】
平成29年度 HPCI利用研究課題優秀成果賞
平成23年度 第43回市村学術賞
平成21年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞 (科学技術振興部門)
平成20年度 日本薬学会 奨励賞
平成20年度 第8回バイオビジネスコンペJAPAN 優秀賞
平成18年度 日本薬学会 薬学ビジョン部会 部会賞

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